紅葉-日光戦場ケ原・小田代原を歩く
「紅葉の戦場ケ原をみんなにみせたいんだ」と仲間の発案で10月22日、日光の戦場ケ原に行ってきた。その言いだしっぺの奴、後の段取り他の者に任せルンルンと参加してきた。
しかし、前日に熊4匹が出たため戦場ケ原の中央は通行止めとなっていた。
そのため、コースは湯滝から小田代原を通り赤沼に行くコースに変更となった。
滝の上から流れ落ちる激流は圧巻だ。コースはこの『湯滝』から始まった。もっとも赤沼の県営駐車場に車を停め乗合バスを利用して「湯滝」にいくことになっていた。しかし、駐車場は満杯で入れない。「月曜日なのに。これがシーズンというものかな」と嘆く。その先の三本松の駐車場に車を停めて、バスを待つ。しかし来ない。よって2.2キロを湯滝に向けて歩いた。車がひっきりなしに行き交う。交通量の激しい奥日光だ。
「湯滝」から「湯川」に沿ったコースで戦場ケ原にむけて歩く。
紅葉は少し終わっていたが、所々紅く染まったていた。
確か作新学院が甲子園で春夏連続優勝した年の春、観光バスの中で野球実況中継を聞いた記憶がある。昭和37年ということになる。その時は「いろは坂」を下っていた記憶がある。
「いろは坂」は「第2いろは坂」が開通しており、昇り下りが別々になっていたこと、今回初めて知った。
それから先の戦場ケ原や湯滝は初めて見る、歩く世界だった。仲間との昼食弁当、それぞれ持参した「おかず」を美味しくいただいた。
歩きながら熊の出没も心配したが、「熊の鈴」を持参した仲間もいた。できるだけその人の後ろ歩いた。
銃を担いだ猟友会メンバー10人ともすれちがった。
小田代原を眺めながら「小学校の頃のように写生したいな」と思い浮かべた。絵を画く時間、デジカメでの一瞬ではない自分の時間、世界だ。
10年前従兄の「クツヤノケンチャン」から戦場ケ原をスケッチしたハガキを受けた。文面には「一歩引いて見ている」と私のことを書いていた。そのケンチャン、学校の教諭をやめて何処かへいなくなった。好きな絵を画きながら、山の彼方で暮らしていることと思っている。
来て良かった。歩いて良かったナ。見て良かったネ。
《夢野銀次》
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