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夏の高校野球栃木大会ー「我慢」の栃商対那須拓陽戦

020_2   9回裏、2死1塁で1番打者の青木がレフトフェンス直撃の2塁打を放ち同点とする。続く主将の高瀬がレフトオーバーのヒットで6対5の逆転サヨナラで栃木商業が勝ち、3回戦進出を決めた試合。

  第98回夏の高校野球栃木大会。7月17日の日曜日、栃木県営野球場にいく。2回戦、足利工業対青藍泰斗戦と那須拓陽高対栃木商業高の2試合を観戦した。幸い曇り空のため、暑さバテはしないで済んだ。

  それにしても9回、那須拓陽は6回からリリーフ好投していた2番手投手を何故交代させたのか?栃商打線は2番手投手からは無安打だったのだが…。1死後の四球を出したところで3番手、2年生投手への交代。打者の青木は7回に牽制アウトになり、非常に悔しがっていたのが映っていた。その悔しさを胸に打席に立ったのだろう。

022_2  青木はレフトフェンス直撃の同点長打を撃った。3塁ベースで拳をあげる。次代者の主将の高瀬もこの日3本目となるヒットをレフト線に放ち、2死からの逆転勝利となった。

  1回表を除いて毎回3塁まで走者を進め、13安打を放ちながら負けた那須拓陽高校。とりわけ9回表、四球とエラーで迎えた無死1,3塁の好機を無得点で終わったのが痛かった。

  9回裏の最終回攻撃前の栃商ベンチ前。入江監督は「頑張って行こう」というような感じで淡泊に円陣を解いている。試合をするのはお前らだよと選手の自主性に任せているようにも映ってって見えた。しかし、入江監督は9回まで投げさせた山田に代えて代打を送る。監督の無言の叱咤となって選手を奮起させる。とりわけ3年生の中心選手にその気持ちは伝わり、逆転を呼び込む。

015  5回終了時点で4対0と栃商がリード。勝ったかなと思ったら6回に6連打で5対4と逆転された。それでも栃商エース山田俊太郎投手は6回こそ点を入れられたが、あとの回はどうにか0に押さえてのピッチング。それにして毎回、走者を背負ってのピッチングはよくまあしたもんだ。粘りのある投手なのかと思えてくる。

  一昨年の秋の県大会。栃商はこの一年生山田投手を擁して、宇都宮工業を破り3回戦へ進出した。しかし、山田は翌年の春から、夏、秋、今年の春までマウンドにあがることはなかった。おそらくケガをしたのではないかと推測する。この日の山田が投げる球は微妙にボールとなる。球審との相性もあるのかもしれない。

 高校生最後の夏の大会に間に合うことができた。どんなに打たれても山田を引っ込めなかった入江監督。その思いは、「我慢する、耐えていくとをナイン全員で共有する。若い君たちにはこの後の人生に役立つことを身体で学べ」。ということを教えたかったのではないかと試合を観て思えてきた。

009 第2試合の足利工業対青藍泰斗高の一戦は2対1で青藍泰斗のサヨウナラ勝ちで終わった。この試合、足利工業の左腕佐藤航大投手の打たせてとるピッチングは見事だった。7回まで青藍泰斗を1安打に抑えた。春の大会の決勝戦で文星芸大付属の左腕、佐藤良亮投手に完璧に押さえられて負けた試合を彷彿させるゲームの流れであった。

  しかし、8回裏の二死から青藍泰斗主将の御田選手の3塁打から同点にされ、延長10回にサヨナラ安打されて負けた。「…青藍泰斗負けるかな」と思えた試合だった。

  青藍泰斗の先発投手の制球定まらない投球が打線にそのまま影響しているのように見えた。守りのリズムが攻撃の力を生むという野球のセオリーを見つめ直した試合だった。

  この日観た2試合。ともサヨナラゲームとなったが、9回最後の打者を押さえて試合終了となる方が締まった流れになるような気がする。次回はそうした締まった試合を観たいとおもえるのだが、少し贅沢かな…。

                                                 《夢野銀次》

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